院長のご挨拶

2001年4月より糖尿病ならびに生活習慣病(高血圧、高脂血症)、内分泌・甲状腺を中心として、患者さんにきめ細やかな医療サービスを提供させていただきたく、伊勢原駅前(北口)にクリニックを開設してまいりました。開業25周年を迎えます。糖尿病専門外来を掲げ、登録上約2800人の糖尿病の患者さんが外来通院されております。また高血圧、高脂血症では、約600人の患者さんが定期的に通院されています。
糖尿病は全身の血管が障害される血管病です、そのため合併症は多岐にわたります。
また癌も糖尿病の患者さんには高率に認められます。
2001年から2011年10年間通院中に死亡された方のうち、診断が確定された20名の患者さんの死因は以下のようになります。死因のトップは悪性腫瘍(癌等)になります。

悪性腫瘍11人の内訳は

となります。
以上の結果を踏まえて当院では悪性腫瘍のチェックの為に、年1回 便潜血の検査をお願いし、大腸がんの、また腹部超音波により肝臓癌、胆嚢癌の早期発見に努めています。
また脳梗塞、心筋梗塞の危険性の判断の為にFMD(血管内皮機能検査)、PWV(脈波検査)心電図、胸部X線を施行させていただいております。
また糖尿病の三大合併症(神経障害、網膜症、腎症)の早期発見の為に神経伝達速度、電子瞳孔計、眼底写真によるチェックも行っています。
2020年からは院内での血液検査、尿検査の結果が診察前にわかり、迅速な対応が可能となっています。
糖尿病専門医は全国に3000名おりますが、糖尿病患者さんの数は800万人以上であり、専門医が不足しております。当院では糖尿病専門医2名が診療を担当し、糖尿病専門医を育成する認定教育施設です。小田急沿線を見ましても、糖尿病専門医がいる地域は限られています。当院では糖尿病専門医の育成にも努めています。
2012年11月には、武田クリニックとしては3拠点目になる“あざみ野坂の上クリニック”を開設いたしました。
2020年4月から東銀座に山本貴子先生が院長の東銀座診療所を開設しています。
東海大学より、月曜・水曜・木曜午前に神経内科(認知症外来)、火曜と金曜の午前に循環器内科の専門外来を設けて合併症の対応を万全にしております。
また肥満外来も開設しています。食事運動療法でも減量できない方には、肥満症治療薬による保険診療も可能な施設となっています。
栄養指導体制も強化し常勤の管理栄養士による個別栄養指導を随時受け付けています。日本病態栄養学会認定栄養管理・NST実施施設を取得。特定健診、特定保健指導も実施しております。糖尿病療養指導士、神奈川糖尿病療養指導士も増員し、患者さんの指導体制も強化しています。また最近はストレスも多く、いろいろなストレス、悩み事などが原因で血糖、血圧のコントロールが不良となる患者さんも多く見受けられます。そこで心理療法士による相談も実施しております。気軽にご相談ください。
伊勢原協同病院、東海大学病院、東名厚木病院と連携。質の高い医療を提供し、気軽に来院できる医療相談所を目指しております。患者さんの生活状態にこたえ、実現可能な治療を患者さんと考えていきます。
2025年 10月 武田クリニック理事長・院長 武田 浩
理事長の略歴
| 1980年 | 東海大学医学部入学 |
| 1986年 | 東海大学医学部卒業 東海大学医学部内科 前期研修医 |
| 1988年 | 東海大学医学部大学院入学 |
| 1992年 | 東海大学第24回海外研修航海船医 東海大学医学部大学院修了 東海大学医学部内科7 助手 |
| 1993年 | 米国NIH留学 |
| 1994年 | 帰国 |
| 2001年 | 東海大学医学部内科7 退職 武田クリニック開業 |
所属学会他
| 所属学会 | 日本内科学会 日本糖尿病学会 内科認定医 糖尿病学会学術評議員 同指導医 同専門医 神奈川県内科医学会副会長 |
保険医療機関
・糖尿病透析予防指導管理料
・神奈川県指定小児慢性特定疾病医療機関(内科・糖尿病内科)
・難病医療費助成指定医療機関(パーキンソン病)
・日本病態栄養学会認定 栄養管理NST実施施設
・在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料
・在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の遠隔モニタリング加算
・持続血糖測定器加算
・皮下連続式グルコース測定
・ニコチン依存管理料
・生活保護法等による指定医療機関
・被爆者一般疾病医療機関
・第二種協定指定医療機関
・発熱診療等医療機関
・外来感染対策向上加算
・明細書発行体制等加算
・夜間・早朝等加算
・医療DX推進体制整備加算
・外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)
認定医制度の研修施設
・日本糖尿病学会(教育施設)


