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武田クリニックメールマガジン 第150号

2009.11.14

検査技師 脇屋より

新型インフルエンザが猛威を振るっています。
今回の新型インフルエンザウイルスは感染力は強いのですが、
多くの感染者は患っていても軽症のまま回復しています。

また、タミフル等の治療薬も有効です。
ただし、国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性がある事や、
糖尿病や喘息などの基礎疾患がある方、
妊婦の方などが重症化する可能性がある事が懸念されています。

季節性のインフルエンザよりも、
極めて短い時間で急速に重症化するケースが多いとの声も出ています。

今回の新型インフルエンザワクチンの接種は、
死亡者や重症者の発生をできる限り減らす事と、
患者さんが集中発生して、
医療機関が混乱する事を防ぐことを目的としています。

重症化する原因は、
新型インフルエンザからインフルエンザ脳症や肺炎に繋がる事です。
インフルエンザ脳症は、ウイルスによって脳の機能に障害が起こる症状です。

重症化のサインは…

1.呼びかけても答えない…。など意識がはっきりしない。
2.意味不明な言葉や行動が見られる。
3.痙攣(けいれん)が見られる。
       
また、新型インフルエンザのウイルスは肺で増殖する特徴がある為、肺炎に患りやすいのです。
肺炎の症状は、
1.顔や唇、手の爪などが血の気の無い色に変わる。
2.呼吸が乱れ息苦しさを訴える。などがあります。      

新型インフルエンザでも、感染防止のポイントは従来のインフルエンザと同じです。
他の感染症においても有効ですので、日頃から次の事に心掛けましょう。

1.手洗いとうがいをする。
 手洗いは、ウイルスの付いた手で鼻・口・目などを触る事による感染を防ぎます。
 うがいは、喉の乾燥を防ぎます。

2.マスクを着用する。
 他人からの感染を防ぎます。
 また、インフルエンザに患ってしまった人が着用することで、
 咳やくしゃみの飛沫により、他人へ感染させてしまう事を防ぎます。

3.人込みを避ける。
 外出を一律に控えなくても良いですが、人込みの多い場所はなるべく避けましょう。

4.栄養と休養を充分にとる。
 体力を付け、抵抗力を高める事で感染しにくくなります。

5.咳やエチケットを守る事。


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