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武田クリニックメールマガジン 第170号

2010.09.15

看護師 古澤より

9月に入っても暑い日が続きますね。
今回は、“夏期におけるインスリンの保管”について、お話したいと思います。
インスリン製剤は熱に大変弱いお薬で、37℃から40℃位から変性が生じやすいといわれています。インスリンは、もともと人が身体の中で作っているホルモンなので、人が耐えられない環境では、インスリン製剤も耐えられません。

受診後に寄り道をする際には、肌身離さず手荷物として持ち運ぶことがインスリン製剤の適正保管温度を保つために重要なポイントです。自動車内は特に暑くなりますので、短時間であっても放置しないで、持ち歩くようにしてください。

<インスリン保管のポイント>

・開封前は、冷蔵庫で保管しましょう(凍結しないように、ドアポケットに保管)凍結すると、インスリンの作用時間がくるってしまいます。

・開封後は、高温や直射日光を避けて保管しましょう。高温になるとインスリンが変性し、インスリンの働きがなされなくなり、日光に当たることで、インスリンの有効性が失われてしまいます。

これらの点に注意して、正しくインスリンを保管することを心がけましょう。

管理栄養士 三簾より

暦の上では秋ですが、その気配は感じられずまだまだ暑い日が続きますね。
今年の猛暑の原因は、太平洋高気圧とチベット高気圧が同時に日本を覆ったことなどが原因だそうです。

今年は、夏バテをしてしまったという患者さんが大勢いました。食欲が落ちてしまい、そうめんや果物、アイスやジュースなど、口当たりの良い物しか受け付けられなかったようです。

これらの食品はどれも糖質です。
糖質がエネルギーに変わるためには、ビタミンB1が必要になります。
ビタミンB1を多く含む食品は、玄米・胚芽米・全粒粉パン・豚肉・大豆製品などです。
糖質の食品だけ食べても、エネルギーには変わらず脂肪に合成されてしまいます。

これでは太ってしまうだけで、元気が出ないのは当然です。
夏バテの時こそ単品で済まさず、バランスのとれた食事が重要になります。

みなさん、もう少しこの暑さに耐えて上手に食事を摂り、元気に乗り切りましょうね!


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